facebook キモノの枠を超えた小紋ブランド「SARAKICHI」 - 東京都が選定した名産品や特産品を紹介【BuyTOKYO】

キモノの枠を超えた小紋ブランド「SARAKICHI」

株式会社富田染工芸

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江戸小紋で使うのは、たった一枚の型紙です。
これをつないで着物の素材となる反物に柄を染めていきます。
明治時代より小紋や更紗の染を生業としてきた富田染工芸が大切に保存してきた約10万枚の型紙。
『SARAKICHI』は、これらの伝統的な型紙のデザインを着物以外のアイテムに展開することで、現代の生活様式に合った新しい価値を生み出しています。

小紋や更紗の型紙のデザインを「現代に活かしながら、未来へと引き継ぎたい」という想いから、文様のデジタル化により、従来染めることができなかった牛革、木材、タイルへの染めも行っています。
伝統的な柄を活かした革小物やスカーフ、ネクタイ、タイル等の現代的なアイテムを制作し、着物工藝の域を超え、現代の生活様式にあった商品へ文様を展開しています。

ファッション文化の中心と言われているフランス・パリにも支店「キモノ悉皆屋」を持ち、現地でも着物のトータルサービス受付やSARAKICHIの商品を扱い、日本国内のみならず、パリからも東京都の伝統文化を発信し続けています。

理念・ビジョン

江戸時代から続く洒落心を現代へ

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富田染工芸は明治15年(1882年)に創業した江戸小紋、江戸更紗の染め工房です。
現在も伝統技術を用いて染工芸を続けており、工房では東京の染小紋でオリジナルエコバッグなどが作れる体験プランも提供するなど、多くの方に江戸の伝統技術体験を提供しています。

富田染工芸は今もなお伝統的な染色技法を用いて、職人の手作業にて作られています。
作業に使われる色糊は、もち粉と米ぬかを混ぜて蒸し、よく練ってから染料を入れることで調合されるのですが、その色合いの調整は職人の経験と感覚をもとに調合されます。
その後作成した色糊を使って「型付け」と呼ばれる柄入れと、生地全体を染め上げる「しごき」により染め上げていき、その色を定着させる「蒸し」作業をし、余分な染料と糊を落とすため水洗いし、最後に乾燥をさせて完成となります。
このように多くの時間と手間をかけ、伝統技術と現代を融合させながら、江戸時代から続く洒落心を現代も伝え続けているのです。

そんな富田染工芸は着物や足袋といった和装だけでなく、現代的なアイテムへの展開を行うことで現代の暮らしに合う染めへと進化を続けています。近年ではドイツのアンビエンテやパリでのメゾン・エ・オブジェなどの海外展示会での発表を重ね、国内外から高い評価を得ています。
また、世界中の工芸品を作る職人やデザインを学ぶ方々とコラボレーションを行い、新しい工藝の美しさを提唱しています。

作り手のこだわり

伝統工芸に対する新たな世界観の創造

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革小物制作にあたり、長年染め上げてきている反物の絹素材ではなく「革」に小紋柄を施すことは新たな挑戦で、職人による幾度もの試作を重ねることで実現しました。
精巧な江戸小紋の魅力と美しさを最大限に表現する為、素材は無垢で質の高いヌメ革を使用しています。
また、革だけでなく木材やタイルなどへの染めも叶えたことで、よりスタイリッシュに洗練されたデザインも可能となり、国内外へ染小紋の魅力発信を続けています。