株式会社かまわぬ
加藤 一宏
様々な用途を通じて日々の暮らしの中で育つTENUGUI
平安時代から使われてきたといわれる、てぬぐい。手や顔をぬぐう。ものを包む。そうじに使う。江戸時代には、おしゃれにも取り入れられていたそうで、さまざまな用途に使える、日本らしいアイテムです。てぬぐいの魅力は、洗うほどにやわらかな手触りに変わっていくこと。色と柄が豊富なこと。
くり返し長く使える日用品であり、生活のなかの小さな工藝品です。弊社は1987年に代官山に本店を開業し、会社設立から30年に渡り東京を基盤に、この日本独自のてぬぐいが職人の技術と経験に基づき染め上げられていることや、現代の生活の中でてぬぐいが多用途にお使いいただけることを伝え続けて参りました。
今回のプロジェクトでは、てぬぐいの素材を利用したSCARF、POCKET SQUAREといった海外のお客様に身近に感じていただける商品とともに、てぬぐいが多用途にお使いいただけることを伝え、国内・海外のお客様の生活を彩るユーテンシルとしての認知を広げる活動を行います。
作り手のこだわり
自然を感じて染める
「注染」は、染料を注いで糸の中までも染める手法で、明治時代に確立して広まった日本だけの技術。糸の中まで染料で染めるため、染められた布地が硬くならず吸水性がよくて乾きやすい。注染で染められたてぬぐいには裏表がなくリバーシブルで使えることも特徴です。
染めの各工程は、それぞれ専門の職人による手仕事。天気や湿度で染まり方が違うから、気温や天候にあわせて各工程の職人が次の工程を考え、染料や糊の固さを調整するのも長年の経験がなせるわざ。自然と対話して人の手で生み出すものだからこその、発色や柄の染まり具合が良く見ると若干異なるのもてぬぐいの個性。使えば使うほどやわらかな手触りになるのも、少しずつ染めの色がなじんでくるのもてぬぐいならでは。デニムと同じように、育てる楽しみもてぬぐいの特性です。
お問い合わせ
- 設立日
- 1990年
- 資本金
- 1,500万円
- 会社事業概要
- 注染てぬぐいをはじめとするてぬぐい関連商品の企画・開発・販売
株式会社かまわぬ / 加藤 一宏
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