大場硝子加工所
大場 和十志
いつものお酒をより美味しく
江戸切子は1834年(天保5年)に加賀屋久兵衛が金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻を施したのが始まりと言われています。1881年(明治14年)にイギリスより招聘したエマニエル・ホープトマン氏から数名の日本人がカット技術の指導を受けたとされるうちの一人に黒田作太郎氏という職人がいました。
大場硝子加工所は、初代大場十志男が黒田作太郎氏の直系、黒田貞松氏へ15才で弟子入りし、昭和41年に江東区大島にて独立・創業開始して以来、伝統的工芸品「江戸切子」の加工に邁進してまいりました。昭和60年に現在の地、江戸川区に工房を移転し、平成7年に2代目現代表の大場和十志が入職後、自社オリジナルデザイン製品の製作・販売にも注力し、昔ながらの幾何学文様のみならず伝統文様をもちいて、日本の四季や風物を表現した懐かしくて新しい江戸切子製作にも取り組んでおります。食器棚の中からついつい手に取ってしまう、気が付いたら選んで使っていた、そんな日常生活の中に溶け込む江戸切子を作り続けてまいります。
作り手のこだわり
日常生活に溶け込むついつい使いたくなる江戸切子
ついつい手に取ってしまう、気が付いたら使っていた、そんな江戸切子を提供し続けることを目指して日々製作しております江戸切子の大場硝子加工所です。食器棚の中からひとつを手に取る、何気ない行為にもきっと理由があるはずです。手に取った時の持ち心地の良さだったり、お気に入りの飲み物や食材を載せた時の美しさだったり、グラスにあたる口当たりの良さだったり、様々な要因が重なりあって自然と手に取って使いたくなる誰かのお気に入りのひとつであり続けたいと願っております。たった一本のカットラインでさえ使用する回転工具によってカット面の手触りは異なります。ひとつの器の中でたくさんのカットが重なる江戸切子は、使用工具によって持ち心地はさまざまです。よって各工程における工具の選択は、仕上がりに大きな影響を与えます。初代より受け継いだ工具を大切に使い続けつつ、2代目現代表が変化を恐れず必要に応じて新しい工具を取り入れさらに次世代へ継承し、現状に満足することなくお客様の声に寄り添って使い手を笑顔にする江戸切子を作り続けてまいります。
お問い合わせ
- 設立日
- 1966年
- 資本金
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- 会社事業概要
- 江戸切子の製造・販売
大場硝子加工所 / 大場 和十志
〒132-0031 東京都江戸川区松島1-9-14
TEL : 03-3656-4687 FAX番号 : 03-3656-4687 Mail : info@ohba-kiriko.tokyo