【カーボンニュートラルを実現する企業】
「PENON」のエシカル文具が、Buy TOKYO推進活動支援事業で
目標の海外進出を達成!
株式会社ペノン
代表取締役 長岡 美千子 氏 (右)、営業部 山本 桃香 氏
株式会社PENON(ペノン)は、これまで適切にリサイクルされずに廃棄されていた「ペン」に着目し、森林認証木材を使用したサステナブルなボールペンを開発。温室効果ガス排出量の削減に貢献し、カーボンニュートラルを実現する企業として2021年に設立されました。
そんなPENONの設立当初からの目標は「海外進出」をすること。この目標を叶えるためにも、企業として初の支援制度利用となるBuy TOKYO推進活動支援事業への応募を決めたそうです。
初年度に2回の渡仏と国内展示会への出展を行ったことで
新たな取引先を多く獲得!
代表取締役の長岡氏は、PENONが2つの海外展示会へ出るということはとても大きなチャレンジであり、補助金あってこそのことだったと語りました。
展示会への出展というのは準備の大変さだけでなく、かかる費用も大きく企業への負担となりがちですが、Buy TOKYO推進活動支援事業では小間料やその装飾費などの出展料だけでなく、輸送費や旅費も補助対象となります。そのため費用面による不安を抱くことなく、出展へと背中を押してもらえたそうです。
その結果、支援初年度の海外展示会出展としてフランス・パリでの展示会「MAISON & OBJET」、「MUSEUM CONNECTIONS PARIS 2024」への出展が叶いました。この2つの展示会については2025年1月にも再度出展を予定しています。
2年連続で補助を受けつつ出展ができるというのも、最長2年間の支援を受けることができるBuy TOKYO推進活動支援事業ならではの強みでした。
また、海外展示会のみではなく国内の展示会「ライフスタイルWeek」や「ギフトショー」などへも出展し、多くの方へPENONの商品を知ってもらう機会を作ることができたそうです。
国内外の展示会出展により新たな取引先を獲得することができたPENONですが、特に大きな成果として、クロード・モネの展示で広く知られている地中美術館や国立西洋美術館をはじめとする国内の美術館、海外ではフランスの装飾美術館等とオリジナル商品の企画・販売につながったとのことでした。
さらに、展示会出展により繋がった縁は、取引先との縁だけではありません。
2024年から始まったPENONでの外国人インターンシップ生の受け入れですが、インターンシップ生が応募に至ったきっかけは展示会でPENONを知ったことでした。
展示会出展は取引先の獲得だけでなくインターンシップ生の受け入れにも繋がったのです。
専門家のアドバイスが導く次の具体的な目標、アメリカ進出
営業担当の山本氏からは専門家派遣について、将来的に本格的なアメリカ進出へと踏み出しやすくなったのは、自分たちだけの知識でスタートを切る前に、詳しい専門家からのアドバイスを受けることができたこの支援のおかげだとお話いただきました。
ハンズオン支援では企業の抱える課題・問題等の支援ニーズに合わせて専門家が派遣され、PENONは海外事業展開をテーマの軸にしてアドバイスを受けてきました。
展示会はフランスをメインターゲットにしつつも次の目標であるアメリカへの進出ができるよう専門家よりアドバイスを受け、アメリカの市場性・販路開拓に関するお話や、具体的な展示会の紹介を受ける中でそれぞれの特色についても知ることができました。
また、アメリカ向けテストマーケティングの手法のひとつであるサンプルショールームのイベント情報も専門家派遣を通して知ることができた情報です。このサンプルショールームのイベントについては、応募というチャレンジも果たすことができました。
こうした自社内での取組だけでは知ることができない情報を得ながら、様々なアイデア実現に向けてスピーディーに動きながら適時サポートを受けることができるということも、専門家派遣の強みだと考えられます。
Buy TOKYO推進活動支援事業の支援を2年間受け
特に実感したメリットは「チャレンジを後押ししてくれる」ということ
支援を受けたことで特にメリットに感じたことは何だったのか、長岡氏にお伺いしたところ、「補助金や専門家派遣による支援自体はもちろんのこと、その支援を通して『Buy TOKYO推進活動支援事業』が”企業のチャレンジを後押ししてくれる事業”というのが最大のメリットでした」と語っていただきました。
「会社設立時からの目標だった海外進出を実現させることができたのは、Buy TOKYO推進活動支援事業のおかげです。
設立から3年でその目標を叶え、改めて社員たちに「海外進出をするんだ!」ということを行動で示すことができたというのはとても大きな歩みだったように感じます。」
また、Buy TOKYO推進活動支援事業への申込時点でも、自分たちを見直し、良い点・悪い点に気づくことのできるいい機会になったとのことでした。
支援期間終了後もどこまでPENONの市場開拓が広がっていくのか、目が離せません。